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2022年06月14日 記事
重度重複障害児へのコミュニケーション支援

2022年06月14日(火)

島根大学から伊藤史人先生をお招きし「重度重複障害児へのコミュニケーション支援」というテーマでお話しいただきました。伊藤先生のご専門は、福祉情報工学・医用画像処理および情報処理システムです。バリアフリーマップアプリWheeLog!技術責任者でもあり、視線入力訓練アプリEyeMoTの開発者でもあります。

軍事機器として開発された道具(パソコン通信などでしょうか)が、時を経て人の思いを表出する最も人間らしい行為を支援する道具と変化している、障害児者も学生も同じ感情や体験を共有できる存在であるなどの言葉が印象的でした。

今日の講義には、なんと!身体機能に制限がありながらもコンピュータを自在に使いこなすスーパー少女、ゆりなさん、あかりさんもオンラインでご登壇くださいました。好きなものは算数!理科!ピアノ!ドローン!という自己紹介に、後ろの方の席の学生がどよめいておりました。
ゆりなさん、あかりさんと、本学学生のオンラインゲーム対戦を行ったのですが、結果は学生の完敗、、、スクリーンには ”YOU LOSE…” 「敗北…」の文字が大きく映し出され、小4少女に負けた学生たち、、、ちょっと悔しそうでしたね。

最後に伊藤先生ご自身が、がんサバイバー(がんを経験しながら生きている人のこと)であることをお話しくださいました。本学の理念は「ともいき」「彼のためにではなく、彼とともに」です。伊藤先生の活動は、「ともいき」「彼とともに」を体現されたものでした。学生たちそれぞれが「利他共生」について考える貴重な時間にもなったのではないでしょうか。
学生たちからは「病気であることや障害があることは変えられなくても、希望をもって生きることを支援する医療者であれ!という伊藤先生のことばが心に響きました」のようなコメントが寄せられておりました。

伊藤先生、また来年も仁戸名へいらしてください。
またお会いできる日を楽しみにしています!!

(今日の日記は・・・谷口由紀子がお届けしました!)

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