なつのひかり
江國香織さんの本。静かに淡々と物語が進んでいく。
静かに淡々…なのに容赦ない何かがある。
この感じ、前にも経験したことがある。なんだっけ?
そうだ・・・「ダンス・ダンス・ダンス」だ。村上春樹さんの。 (誤解のないように言っておくと、ダンス・ダンス・ダンスは、淡々とした部分もあるけど、静かなリズムだけではなく、複雑で謎めいた?動的な展開がおりまぜられたものと思います)
「なつのひかり」と「ダンス・ダンス・ダンス」
「すきまのおともだちたち」と「ふしぎな図書館」
私の中では、相互にリンクしあう本かも。
「いつだってそうだ。現実というのは、うけいれる他につきあいようがない。」こう言ったのは江國香織さん。
でも、ちょっぴり逃避したいこともあるよね。この現実から、ほんのちょっとだけ。