浅倉秋成 (著), 角川書店
その人をある一面からしか捉えていない(かつ歪んでいるかもしれない)「告発文」に感化される6人の大学生を描いた作品です。なんだろう、、、告発文とエビデンスの原則がちょっぴり重なってしまいました。エビデンスも物事の一面についてしか語らないわけですが、エビデンスを盲信して物事の本質を見誤るような人が、いないとは言えないなーなんて。
「強引にコンセントを引き抜かれたようにすべてが唐突に終わりを迎え、手元には行き場を失ったような言いようのない熱量だけが残っている。」という作中の一文、表現が見事だなって思いました。
面白かったです。映画たのしみです!